笹倉鉄平『ジェルブロワ』2026年5月下旬リリース作品(ジクレー・版画)
『ジェルブロワ』 パリから北へ100キロほど、 自然に囲まれた小さな村 ジェルブロワ ―― 歴史ある村だが、現在は“バラの美しい村”として有名である。 住民100人程のこぢんまりとした村を、初夏に訪ねた。 古い趣ある家々の壁にも、庭先にも、どこもかしこも、 バラを主役に、季節の花々が咲き乱れ、本当に美しい。 そんなこの村も、実は・・・度重なる戦乱により かなり荒廃し、荒んでしまった時があった。 現在の「バラと花の村」としての復興のきっかけを作ったのが、 印象派の流れを継いだ画家、アンリ・ル・シダネルだった。 20世紀初頭の1901年に村へ移住し、自宅の庭に多くのバラを植え、 自身の理想の庭を広い敷地に作庭し・・・ 更には、村人たちにもバラの植栽を呼びかけた。 それに応えた人々が、努力を脈々と続けてきた結果、 村は『最も美しい村』に認定されるに至ったのだ。 * * * この絵の青い門扉の向こうは、シダネルの元アトリエと庭園の敷地。 麗らかな日差しが心まで届くような、平穏なひと時の中で、 描き続けてきた‟やすらぎの光‟ が似合う眺めと出会った。 この優しい長閑さに、平和の尊さへの想いまで呼び覚まされる。 のんびり過ごす犬と猫の姿に、そんな気分を託してみた。。 笹倉鉄平 “笹倉鉄平作品一覧”の頁に戻る
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